Appleは2013年に入って、極めて強力なセキュリティ機能を一部の国で公開していたが、先週さらに多くのユーザーに向けて展開したようだ。
9to5Macによると、「Apple ID」アカウントシステム向けのAppleの2要素認証は現在、3月に提供された5カ国のほかに、カナダやメキシコ、ロシア、イタリアを含む複数の国で利用可能になっているという。
同システムは、4桁のパスコードをテキストメッセージでユーザーの携帯端末に送信するもので、通常のパスワードに加えて使用するものだ。実際にこれによって、その携帯端末にアクセスできる人物でない限り、アカウントに攻撃を加えられないようにすることができる。
同機能はGoogleやFacebook、米Yahoo、PayPal、Dropboxなど複数の企業が使用しているが、Appleもそのうちの1社だ。同機能は、Appleがオンラインアカウント用のセキュリティ質問の設定をユーザーに求めるようになってから1年足らずで登場した。セキュリティ質問の設定は、一般的なセキュリティ手法で、2要素認証が有効になると削除される。
米CNETは、同機能が展開される国の全リストに関して、Appleに連絡を取っているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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