サムスンとの法廷闘争における新たな一手として、Appleは判事に対し、Googleに「Android」関連の文書を提出させるよう求めた。
同社は今週、カリフォルニア州北部地区米連邦地裁サンノゼ支部のPaul S. Grewal下級判事に対して、GoogleがAndroidに関連する情報を不当に隠していると申し立てた。GoogleのAndroidは特許侵害が疑われるすべてのデバイスで利用されており、「訴えにある機能の大部分を提供している」ため、同OSのソースコードに関連した文書をGoogleに提出させるべきである、とAppleは主張している。
Bloombergによると、Apple側の弁護士Mark Lyon氏はこの件について、「透明性の問題」だとして「われわれは、(Googleが)全面的な検索を実施していないことを懸念している」と述べたという。
問題は情報の開示にある。次回の裁判は11月に予定されているが、AppleはAndroidに関するデータが特許闘争の次なる段階で重要になると考えている。しかし、GoogleとSamsungの弁護士Matthew Warren氏によれば、同OSに関する文書の閲覧を認めれば、「Appleには知る権利がないと思われる情報」や「Appleが知るはずのなかった訴訟の進め方に関する考え」がApple側に漏れる可能性があるという。
さらに、本訴訟でGoogleは第三者であるため、AppleやSamsungと同様の法的保護は認められない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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