今度「Facebook」アカウントにログインできなくなったときには、親しい友人の1人からログインするための鍵を借りられるようになった。
Facebookは米国時間5月2日、「Trusted Contacts」と呼ばれるセキュリティ機能をリリースした。Trusted Contactsは、ユーザーが親しい友人たちの助けを借りてパスワードを回復するためのオプションの手段となる。これまで「Trusted Friends」という名称だった同機能は2日、刷新されて世界に公開された。Facebookは2011年、Trusted Friendsのテストを初めて開始している。
Trusted Contactsにより、ユーザーは、ログインできなくなった場合に自分のアカウントを回復する手助けをしてもらう信頼できる友人を3人から5人選ぶことが可能となる。ロックアウトという状況が万が一にも発生した場合、Facebookは、ユーザーが選択した友人にセキュリティコードを送信する。その後、その友人がこれらのコードをログインできないユーザーに伝えることができる。同社によると、アカウントを回復するには全部で3つのセキュリティコードが必要になるという。
ユーザーは、Facebookアカウントのセキュリティ設定で複数の友人を事前に選択することができるので、従来のようにログインがうまくいかなかったときに友人を選択することはない。該当する友人は、ユーザーからFacebookのセキュリティを委任されたという通知を受ける。
Facebookは、ユーザーに対して、自宅の合鍵を渡してもよいような友人だけを選ぶようにすること、そして、もしもロックアウトされた場合には、選んでいる友人に電話し、助けを必要としているのが本当にユーザー自身であると分かるようにすることを警告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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