グーグル、「Google Play」を介さないアプリのアップデートを禁止

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ) 編集部2013年04月27日 12時58分

 オンラインストア「Google Play」のポリシー変更により、セキュリティ上の抜け道が是正され、Google Playを通じてインストールされたすべてのアプリには同ストアを介してのアップデートが強制される。

 DroidLifeの報道によると、Google Playを通じてインストールされながら、Google Playを介さずにアップデートをインストールするようユーザーに求めていたアプリケーションが、セキュリティ上の修正により排除されるという。

 このコンテンツポリシーへの変更は、開発者がGoogle Playにログインしたときにも表示されるようだが、Google Playの迂回をユーザーに押し付けることのないよう警告している。新しいポリシーには、「Google Playからダウンロードされたアプリは、Google Playのアップデート処理以外の方法を利用してAPKのバイナリコードの修正や差し替え、更新を行うことが禁止されている」と記され、「Google Playは『Android』アプリケーションの信頼できるダウンロード場所であり、Googleは安全で一貫した体験を提供することに力を注いでいる」という言葉で締めくくられている。

 「iOS」の場合、アプリケーションに関する手続きはすべて「App Store」を通じて行わなければならないので、こういった問題は起こらない。だがAndroidでは、Google Playや「Amazon Marketplace」などの公式ルートのほか、ウェブサイトから直接アプリケーションをダウンロードしてインストールするサイドローディングも認められている。ポリシー変更後も、2通りのインストール方法は今までどおり可能だが、開発者がGoogle Playを介さずにアプリケーションのアップデートをユーザーに通知することは禁止される。

 DroidLifeによると、おそらくそういうやり方をしている最も有名な開発者はFacebookだという。Facebookが初めてGoogle Playを迂回したのは2013年3月で、それは「Facebook Home」のリリース直前だった。

 GoogleとFacebookにコメントを求めたが、現時点ではどちらからも得られていない。

Google Play以外でのアップデートを押し付けることを禁止する変更がアプリのアップデートポリシーに加えられたことを警告する表示
Google Play以外でのアップデートを押し付けることを禁止する変更がアプリのアップデートポリシーに加えられたことを警告する表示
提供:DroidLife

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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