米Yahooは米国時間4月22日、「iPhone」と「iPod Touch」向けの新しいアプリを発表した。同アプリは、「Summly」の自然言語アルゴリズムと機械学習によって実現される、瞬時の記事要約機能を搭載し、米国のユーザー向けに提供されている。
Yahooが10代のNick D'Aloisio氏からSummlyを買収し(買収額は3000万ドルに上ると報じられた)、注目を集めたのは、わずか1カ月前のことだ。
Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏は、明らかにモバイルを機会として捉えることを狙っている。かつては多くのユーザーにとって実質的にウェブと同義語であったYahooは、経営陣をめぐる何年かにわたる騒動を経て、そのかつての栄光を取り戻したいと考えており、ソーシャルネットワークからモバイルアプリの普及にいたるまで、消費者のインターネット習慣の変化に何とかついていこうと奮闘している。
Yahooの新しいiPhoneアプリにより、ユーザーは興味のある記事を絞り、選択した記事をYahooの多様なビューで共有することができる。
Yahooは22日付けのプレスリリースで、「ユーザーは興味のある記事の種類を選択するだけでよい。各記事の中で、閲覧したい話題をさらに選択し、閲覧したくない話題を除外することが簡単にできる」と述べた。「Yahooにサインインすると、選択したものが複数の画面にわたって保存される。『Yahoo!』を使用すればするほど、モバイルとデスクトップ上のエクスペリエンスは、さらに関連性が高く興味深いものになる」(Yahooプレスリリース)
Yahooによると、同アプリでは動画と画像検索も改良されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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