米CNETが入手した情報によると、Advanced Micro Devices(AMD)は間もなく、Appleの元グラフィックスチップ設計者を採用したことを発表するという。エンジニアリングを率いるリーダー陣の強化を目指す構えだ。
この人事について詳しい複数の情報筋が米CNETに語ったところによれば、ごく最近までAppleでグラフィックスアーキテクチャ担当ディレクターを務めていたRaja Koduri氏は、4年前に一度AMDを退職しているが、今回AMDに復帰することになるという。Koduri氏はAMDのグラフィックス事業で役割を担うことになるが、どういった肩書きになるのかは今のところ不明だ。AMDはこの件について来週発表すると見られる。
Koduri氏は、Appleが独自のプロセッサ開発事業を強化する中、2009年4月にAMDからAppleに移籍した。Appleは、スマートフォンやタブレット向けプロセッサの設計をIntelなどのパートナーに依存するのではなく、モバイル端末向けに独自のプロセッサの開発に着手した。
Koduri氏は、後にAMDが買収したATI Technologiesで先端技術開発担当ディレクターを務めていた。Koduri氏のLinkedInページによると、2009年4月にAMDを退職した当時、同氏はAMDのグラフィックス製品グループで最高技術責任者(CTO)を務めていたという。
Koduri氏は2013年3月にAppleを退職しており、それ以降はビジュアルエフェクトを手がけるインドの企業Makuta VFXの取締役会顧問を務めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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