古いVHSテープの不鮮明な映像が懐かしいというユーザーは、YouTubeが提供するノスタルジックな旅に参加することができる。
商用ビデオテープレコーダーが57年前に初めて登場したことを記念して、YouTubeは一部の動画を古いVHSモードで視聴するオプションを追加した。今日のより鮮明なデジタル映像に代わって、これらの動画はノイズの入ったざらついた映像で表示される。
VHSモードで表示される動画の1つは、Pixar映画「Ratatouille」(邦題「レミーのおいしいレストラン」)の一部である。「Enable Tape Mode」アイコンをクリックするだけで過去へと戻り、当時は主流だった不鮮明で目障りな映像で動画を視聴することができる。
ノスタルジックな旅はときに、現在の良さに気づかせてくれる。この映像を数分見るだけで、ほとんどの人々がおそらく、より鮮明で明瞭な現在の映像を見たいと思うことだろう。しかし、動画の世界の始まりをわれわれに思い起こさせるという点において、YouTubeの今回の企画は素晴らしいといえる。
最初の商用ビデオテープレコーダーである「Ampex VRX-1000」(後に「Mark IV」と改称)が登場したのは1956年のことだった。しかし、正確な日付については複数の説がある。Ampexは、VRX-1000は3月14日に登場したと述べているが、米国議会図書館の情報によるとその日付は4月14日となっている。YouTubeは、後者の日付を記念日として選択したようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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