ではここで、アプリのランチャーについて述べてみたい。これはアプリのショートカットを集積したものであり、呼び出した際に(これには、画面下部からフリックしたり、画面上に表示されたコントロールを使用する)画面全体にオーバーレイ表示される。また、左にスワイプすれば、インストール済みのアプリを縦方向に並べたアプリトレイが表示される。なお、アプリをショートカットページに追加するには、単に長押しするだけだ。
ショートカットページの数に制限はないため、すべてのアプリをこのページにドラッグしておき、アクセスを容易にすることもできる。こういった設定に時間がかかるのはもちろんである。このため、なぜFacebookはあらかじめすべてのアプリを追加し、すぐに使えるようにしておかなかったのかと思ってしまった。
メッセージング機能はFacebook Homeにおいて大きな役割を担っており、画面上のCover Feed画像の上に浮かぶ、プロフィール画像が表示された丸いアイコンとして表現される。Facebookはこれを「Chat Heads」と呼んでいる。しかし筆者は、この機能名が最適であるとは思っていない。まるでウレタン製のおもちゃを使った子ども向けのゲームか、酸っぱいキャンデーの名前だとしか思えない。
いずれによせ、Chat Headsアイコンをタップするとメッセージ画面がオープンして会話を開始でき、再びタップするとその画面がクローズする。また、Chat Headsアイコンを1つずつ、あるいはいくつかまとめてフリックして消去できるというのはとても便利だった。
このアイコンの配置が気に入らないというのであれば、ドラッグして画面の側面に移動させることもできる。ただし、画面中央には置いておけない。
Facebook Homeで最も優れているのは、同アプリ中のFacebookのメッセージ機能とテキスト機能の見た目や動作がよく似ており、どのように操作するのかや、どちらのアプリをオープンしているのかを意識しなくてもよいという点にある。このため、シームレスな使い勝手が実現されており、Appleの「iMessage」ユーザーにとっても親しみあるものに仕上がっている。
Chat Headsは他の画面上でも表示されるため、どのアプリを使っている最中でもチャットやテキストのやり取りを開始できる。しかもアプリを切り替えずにやり取りを始められるわけだ。筆者は非常に便利だと感じ、通話や電子メールのメッセージ作成もできるようになってほしいと感じた。
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