Appleは、「iOS 6」のアップデートや修正を続けているが、「iOS 7」に関するうわさが既に浮上している。最新のうわさによると、iOS 7の開発は遅れているが、表示がまったく新しくなるという。
Daring FireballのJohn Gruber氏によると、同OSの開発が遅れているため、「Mac OS X 10.9」チームからエンジニアが支援に駆り出されているという。このうわさは、Appleが同OSを「Worldwide Developer Conference」(WWDC)に向けて準備している可能性を示唆している。同会議は6月に開催され、iOSの開発者向けバージョンが公開されることが多い。
Gruber氏は、この新しいiOSについて、開発の遅れ以外にデザインについても情報をいくつか入手している。Appleでは、インダストリアルデザイン担当バイスプレジデントのJony Ive氏がデバイスインターフェース開発を指揮しているが、iOSの一部に対して修正を加えているようだ。Appleは、その変更について、新しいビルドを「iPhone」にインストールした同社エンジニアが不注意に漏えいしてしまうことを嫌っている。
Gruberは米国時間4月2日、「ちまたのうわさによると、携行許可を得たiOS担当エンジニアは、ある種の偏光フィルタをiPhoneディスプレイに搭載しており、それにより、視野角を非常に狭くし、この明らかに比較的大きなシステム全体にわたるUI改修がのぞき見されることを難しくしている」と記している。
Gruber氏はまた、iMoreのRene Ritchie氏と同様に情報を耳にしていると述べている。Ritchie氏は、 Branchフォーラムにおいて、「Ive氏の仕事は、多くの人を喜ばせる内容になっているようだが、リッチなテクスチャを好きなエンジニアは落胆するだろう」と記しており、Ive氏がソフトウェアインターフェースにおいて現実世界の物(例えば、革張りの手帳)をまねる「スキュアモーフィズム」を嫌っているといわれていることについて触れている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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