数週間にわたって中国における同社の保証ポリシーを詳細に調査したAppleは現在、同地域におけるサービスを改善したと述べている。
このメッセージを発信したのは同社のトップ、つまり最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏である。同氏は米国時間4月1日、Appleの中国サイトに中国語で謝罪文を掲載した。
Cook氏はこの謝罪文の中で、本件についてコミュニケーションに不備があったことを謝罪し、同社の保証ポリシーと関連サービスにおける3つの部分に改善を加えたと述べた。
変更点は以下のとおり。
また同社は、これらの変更点以外の問題については、オンラインフィードバックフォームで連絡するよう求めた。
今回の謝罪文は、数週間にわたって同地域におけるAppleの保証対応に対する批判が繰り広げられたことを受けたものである。主に中国国営の報道機関が同社を批判していた。最初にこの問題が勃発したのは、同国国営のChina Central Television(中国中央テレビ)が3月に放映したテレビ番組においてである。同番組は、Appleは、他国では新しい製品と交換するサービスを提供しているのに対し、中国の顧客には、製品内の故障部品やその他の欠陥部品しか交換しないと主張した。
Appleは、この問題に対するオンラインでの最初の回答の中で、同社は中国顧客を高く尊重しており、地域の法律と規制を完全に順守していると述べた。しかし、同社がこの問題に関するインタビューや取材を拒否したことから、同国メディアは同社を傲慢だと見なした。
この問題に、中国国家工商行政管理総局も関心を示した。China National Radio(中国中央人民ラジオ)のウェブサイトに掲載された現地記事によると、同総局は先週、同国当局に対し、Appleのポリシーに対する監視強化を要請し始めたという。
Cook氏が謝罪文を発表するのは、同氏が2011年8月にAppleのCEOに就任して以来2回目である。Cook氏は2012年9月、同社の地図サービスの品質に関する謝罪文をAppleのサイトに掲載し、修正を約束した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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