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医療向けクラウドファンディングを目指す「Watsi」--Y Combinator「Demo Day」に登場

Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年03月27日 13時16分
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 カリフォルニア州マウンテンビュー発--Y Combinatorは誰もが認める優れたインキュベーターだが、巣立っていった多くの企業が長年にわたり利益を上げられないでいる。しかし、Kickstarterのクラウドファンディングモデルを医療向けに導入したいWatsiは、自らが最初の(意図的な)非営利ベンチャーになることを目指している。

 米国時間3月26日に当地で開催されたY Combinatorの第16回「Demo Day」で、Watsiは同社のプラットフォームを披露した。同社はこれを医療向けの初のグローバルなクラウドファンディングプラットフォームにしようとしている。

 Watsiは、Y Combinatorプログラムを完了し、テクノロジに精通したベンチャーキャピタリストから投資を求める代わりに、テクノロジコミュニティーからの寄付を求めている。

 Watsiの担当者が説明したアイデアは、支援に値する医療事案を紹介することだ。例えば、Watsiが最初に手がけた事案では、心臓の緊急手術が必要なネパール人の少女を救った。Watsiコミュニティーのおかげで、この少女はたった8日間で、カトマンズに行って手術を受けられる費用を受け取ったのだ。この小さな事案を皮切りに、Watsiのサービスは今や13の大きな医療機関で用いられていると同社は語った。

 どれぐらいの金額が非営利組織内での諸経費に回されるのかと懐疑的になる人もいるかもしれないが、Watsiはこうした資金の100%を医療に充てていると報告している。これができるのは、個人からの寄付や基金、企業から追加資金を得ているからだ。

 大儲けを狙う企業が多い中、Y Combinatorがこのような非営利組織を受け入れることは新しいアイデアだ。少なくとも1人の著名投資家は、これを何か重要なことの始まりだと考えている。

 「彼らと30分間過ごすだけで、たいへん好感を持ち2万5000ドルを寄付した」と影響力のあるエンジェルインベスターRon Conway氏は語った。同氏は最近まで、Y Combinator投資家グループの一員だった。同氏は、Y Combinatorが将来的に非営利組織の受け入れを増やすことを希望していると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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