Microsoftは「Windows 8」および「Windows RT」ユーザー向けの「Mail」「Calendar」「People」アプリをアップデートし、必要性の高かった複数の改良を加えた。
米国時間3月25日夜、密に統合されたこれら3つの中核的アプリに対し、延び延びになっていたいくつかの修正が施され、これらのアプリは従来よりも若干ユーザーフレンドリーになった。しかし、それらの改善点とともに、好ましくない変更も1つ施されている。Calendarアプリが「Google Calendar」の予定と同期しなくなったことだ。
好ましい点としては、Mailアプリが完全なフォルダ管理機能を提供するようになった。フォルダとサブフォルダの作成や名前変更、削除が可能になっており、電子メールを整理しやすくなった。
個々のメッセージの管理も従来よりはるかに容易になっている。複数の電子メールを選択して、削除や移動、印刷を行うことができる。メッセージに重要性を示すフラグを付けたり、未読にしたり、スパムフォルダに移動したりすることも可能だ。Mailアプリの専用の印刷ボタンを押すと、「Print」パネルがすぐに表示されるので、いちいち「Charms」バーの「Print」ボタンまで進む必要はない。
これまで通り、Mailアプリ内から「Gmail」のアカウントや連絡先にアクセスすることは可能だが、同アプリのアップデート後にアカウントの同期を再度行う必要がある。
Calendarアプリはこれまでより見やすくなった。Microsoftは予定を判読しやすくするため、予定の表示に使われるフォントとカラーを修正した。日、週、および月単位に加えて、1週間の勤務日という単位でもカレンダーを閲覧できるようになった。
しかし、Gmailの予定をCalendarアプリと同期させることはできなくなった。そして、その原因はMicrosoftではなく、Microsoftの「Exchange ActiveSync(EAS)」のサポートを打ち切ったGoogleにある。Googleは2012年12月、「Google Calendar Sync」と、同様のサービスの多くを終了すると発表した。
Peopleアプリの変更点はあまりない。画面上で右クリックすると、上部にアプリバーが表示されるようになった。ユーザーはそのアプリバーを使って、ホーム画面や自分の連絡先ページ、「What's New」ページに簡単に進むことができる。また、友達の1人の名前をクリックして、その友達のFacebookウォールに直接投稿できるようになった。Twitterでフォローしている人のツイートに返信することもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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