東京急行電鉄とシャープは3月21日、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の調査モデルを活用した新しい生活スタイル調査を4月に開始すると発表した。東急電鉄の賃貸住宅「スタイリオ品川中延(3月28日開業予定)」にて希望者約60世帯に対し、12月末日まで行われる。
主に、日常生活に必要な情報(天気、ニュース、交通遅延など)や東急線沿線情報、沿線サービスを、シャープの提供するクラウドサービスが収集・加工。COCOROBO調査モデルに搭載している音声認識技術を活用し、入居者に音声で「今日は燃えるゴミの日だよ」と知らせるなど、生活情報や省エネアドバイスを提供する。
入居者の習慣などをデータとしてクラウド側で蓄積することで、各入居者のニーズに合わせた情報提供も行うという。
この調査を通じて、東急電鉄は入居者サービスの向上を図る。シャープは、音声インターフェースの有効性やCOCOROBO調査モデルとの会話パターンの分析ならびに提供する情報の効果検証などを行う。
両社は、今回の調査で得られた結果をもとに、今後、新しい商品の開発およびサービスの提供を目指しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス