「iPad」所有者が、本体とは別の充電スタンドなしでタブレットをワイヤレス充電できるようになる日が来るかもしれない。
米特許商標庁(USPTO)が米国時間3月14日に公開したAppleの出願書類は、「保護カバーによる統合型誘導充電」と題され、iPadの「Smart Cover」そのものをワイヤレス充電器として利用する方法を説明している。
Smart Coverに誘導コイルとおそらくバッテリを搭載し、この両方を使ってiPadに電力を供給するようだ。この方法でタブレットを充電する場合、カバーを閉じるだけでiPadに直接電力を供給したり内蔵バッテリを再充電したりできる。
保護カバーには誘導式送電装置を搭載するが、その方式としては誘導コイルなど多様な形態が考えられる。一方、誘導コイルには外部電源から給電するが、保護カバーにバッテリなどの内部電源を搭載する場合もありえる。その場合、バッテリに充電した電力は誘導式送電回路を介してタブレット端末に供給される。
この方法では、Smart Coverにすでに組み込まれている磁石を利用し、Smart CoverがiPadとまっすぐ並ぶようにする。
もちろん、それでも時々はiPadを電源コンセントにつないで給電やカバー自体の充電を行わなければならない。
だが、最初2011年9月に提出された出願書類には、太陽光発電のアイデアも記載されている。カバーのフラップに太陽電池を内蔵して太陽光からのエネルギーを集めて蓄え、タブレットに送る仕組みとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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