Appleが、「OS X Mountain Lion」に対する3回目のアップデートをリリースした。3カ月間の開発を経てリリースされた今回のアップデートにより、同ソフトウェアの最新バージョンは10.8.3となった。バージョン10.8.2以前で発生していた多数のバグ修正に加えて、いくつかの新機能が追加されている。
まず、「Mac」ユーザーは「iSight」カメラを用いて「iTunes」ギフトカードを利用できるようになった。Mac App Storeでカードのスナップショットを撮影すると、システムがその番号を識別し、自分で番号を入力することなくカードが利用できる。
また、今回のアップデートは、「Boot Camp」におけるこれまでのいくつかの制約にも対処しており、「Windows 8」とサイズが3テラバイトを超えるドライブがサポートされるようになっている。
上記以外では、アプリケーションのクラッシュにつながっていた「File:/// URL」のバグや、よりアプリケーション固有のバグ(「Logic」が応答しなくなるといった各種プログラムに関するバグ)がいくつか修正されている。
このOS Xのアップデートとともに、Appleは、「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」に対する「SMC」ファームウェアアップデートをリリースした。これによって、グラフィックスを多用するゲームをする際にフレームレートが遅いという問題が修正されるはずである。このアップデートを適用すると、システム内のブートROMはバージョン2.3f35になる(「システム情報」でこれを確認することができる)。
上記のアップデートは、「Apple」メニューにある同社の「ソフトウェア・アップデート」サービスを介して対象システムに提供されるはずだが、同社のサポートウェブサイトにおいてもスタンドアロンのアップデートが提供されている。アップデート後にはシステムの再起動が必要で、いつものことだが、これらに限らずアップデートをシステムに適用する前には、「Time Machine」または何らかのクローンユーティリティによって必ずシステムをフルバックアップしておいてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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