Microsoftの「Kinect」があれば、いずれマウスに頼ることが少なくなるかもしれない。
Microsoftは、レドモンドの本社で今週開催されているTechFestで、開発者がより多くのハンドジェスチャー機能をプログラムに追加できるようになるソフトウェア開発キット(SDK)のアップデートを紹介している。ハンドジェスチャーの検知を実際に試してみたというThe Vergeによると、同技術により、手を使ってのピンチズームや画面のパンが可能となるという。これらすべては、Kinectの前で手を振ったり握ったりするだけで実行できる。
MicrosoftのKinectは当初、「Xbox 360」に対応し、ゲーム愛好者らに提供された。しかし、そのテクノロジはすぐにPC、そして、開発者に公開されていたSDKにもたらされ、開発者らによる同テクノロジの利用を可能とした。Microsoftは過去数年間にわたり、同SDKを開発者にとってより使いやすいものとなるよう改良してきた。
今回の最新アップデートは、特に最も興味深いものの1つかもしれない。このテクノロジは基本的に人の手をマウスやタッチパッドに変えてしまう。同アップデートは、手を握っている人を認識することにより、握り拳で何をするかに基づいて反応する。Microsoftは、「Jetpack Joyride」というゲームについても紹介し、ジェスチャーがそのゲームの中での動きをどのようにコントロールできるかを披露した。
Microsoftの同SDKのアップデートは、今後数週間で展開される予定だ。現在のところ、同アップデートは「Windows Kinect」でのみ利用可能となる予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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