「Android」の「Gingerbread」OSには粘り強い力があるが、その力もついに弱まり始めた。
Googleが新たに発表したデータは、Android搭載端末の半分近くが、「Android 4.0」以降のバージョンを搭載していることを示している。これは、Gingerbread単独でのインストールベースの割合を上回っている。
米国時間3月4日までの2週間のデータによれば、「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)と、「Android 4.1」および「Android 4.2」(開発コード名「Jelly Bean」)を合わせると、Android搭載端末の45.1%で動作しているという。この数字は過去1カ月で2.5%増加している。
しかし、個別に見れば、「Android 2.3」(開発コード名「Gingerbread」)はまだ市場の多数を占めている。同OSは、Android搭載端末の(前月の45.6%から減少して)44.2%で動作している。Gingerbreadに、「Honeycomb」「Froyo」「Eclair」「Donut」といったほかの古いバージョンを足せば、55.1%の端末で使われていることになる。
2010年にリリースされたGingerbreadがその最後のとりでを保っているのは、それが安価なスマートフォンで一般的に使われているOSだからだ。しかし、2012年6月にリリースされたJelly Beanが着実に増加しているのは、サムスンの「GALAXY S III」やHTCの「One X」、Googleの「Nexus 7」や「Nexus 10」タブレットなどのNexusシリーズのような端末に搭載されていることが大きい。
しかし、こうした状況はすぐに大きく変わる可能性がある。Googleは2013年春に、「Android 5.0」(開発コード「Key Lime Pie」)のリリースを発表すると期待されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」