ソニーは2月26日、フルHDに対応した10.1インチタブレットのWi-Fiモデル「Xperia Tablet Z(SGP312JP/B・W)」を発表した。発売は4月13日で、市場想定価格は6万円前後。
Xperia Tablet Zは、先行してLTE/3Gモデル(SO-03E)がNTTドコモの2013年春モデルとして発表されており、3月中旬の発売を予定している。今回はそのWi-Fiモデル版だ。
フルHDに対応した10.1インチ(1920×1200ドット)のReality Displayを搭載。画質エンジンを搭載し、前モデルとなる「Xperia Tablet S」と比較して2倍の色再現性があるという。従来よりもガラス(レンズ)を薄くし、タッチセンサと一体化することでタッチ精度も向上。光の反射層が少なくなり、外光下でもさらに見やすくなったという。
1.5GHzクアッドコアCPUを備え、カメラはソニー製裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R for mobile」を搭載。背面は有効約810万画素で、前面は約220万画素、1080pのフルHD動画も撮影できる。このほか、防水(IPX5/7)、防塵(IP5X)、NFCに対応する。
Wi-FiモデルとLTE/3Gモデルは、サイズ(高さ172mm×幅266mm×厚み6.9mm-7.2mm)と重さ(約495g)は同じ。デザイン面は、いずれも正面の左上にSonyのロゴが入るが、Wi-FiモデルはXiロゴがなくなる。機能面では、Wi-Fiモデルはワンセグおよびモバキャス(NOTTV)に非対応となる。
今回は機器連携に力をいれており、Xperia ZなどのNFC対応機器にXperia Tablet Zをかざすと、スマートフォンの画像がタブレット側に転送され大画面で画像を楽しめるほか、NFC対応スピーカとのワンタッチ音楽再生も可能だ。また、MHLに対応し、テレビに接続して映像を映し出しながら充電できる。
スマートフォン「Xperia Z」に採用された「オムニバランスデザイン」を採用し、シーンや使い方、持ち方を問わず最適なバランスで使えるのが特長だ。また、電源キーにはアルミ、カメラリングにはステンレスを採用したほか、バックパネルに軽量強化グラスファイバーを採用することで、薄型・軽量ながらも高剛性を実現したとしている。
また、同梱品が異なり、卓上ホルダはつかないが、ACチャージャ、USBケーブルは同梱されるといった違いがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス