スペイン・バルセロナ発--サムスンが新たな製品をリビングルームに送り込もうとしている。「Android」を搭載したメディアハブの「HomeSync」だ。
光沢のある黒い筐体のHomeSyncは現地時間2月24日、当地で開催されている「Mobile World Congress 2013」で発表された。HDMI接続機能を備えているがWi-FiやBluetoothを介して他のガジェットに接続することも可能だ。HomeSyncは動画やテレビ番組、ゲームなどをストリーミングすることができるほか、「Galaxy」スマートフォンとの連携も可能にするとサムスンは述べた。Galaxyスマートフォンのユーザーは、ホームビデオや写真を大画面に映せるようになる。
サムスンによると、HomeSyncは「Jelly Beanのメディアプレイヤー」を搭載するので、HomeSyncのインターフェースについてまだ詳細は明らかでないが、これまでにAndroidを使ったことがある人にとって馴染みやすいものになるという。同社はまた、「Google Play」ストアへのアクセスも可能だと認めている。
デバイス1台につき最大8個の異なるアカウントを作成できるため、家族やルームメイトはHomeSyncの1テラバイトのハードドライブ上に自分用の領域をそれぞれ作ることができる。また、保存したファイルを別のアカウントと共有することも可能だ。見られたくない映像を隠す場合は、ファイル暗号化とユーザーIDによってデータをロックするという選択肢もある。
HomeSyncは1.7GHzのデュアルコアプロセッサを搭載し、その他ハードウェア上の細かい点としてはUSB3.0ポート、Micro USBポート、さらに光オーディオ端子を備える。
まだ価格への言及はないが、サムスンは発売時期を4月としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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