米国時間2月21日に公開された特許出願書類によると、Appleはやはり、スマート腕時計を計画しているようだ。
米国特許商標庁に2011年8月に提出され、今回初めて公開されたその特許出願書類のタイトルは、「Bi-Stable Spring With Flexible Display」(フレキシブルディスプレイ付きの双安定バネ)だ。情報を表示できるフレキシブルなタッチスクリーンデバイスについて書かれている。同特許によると、このデバイスはどの位置にも装着できるとのことだが、ある図の中では腕に装着された様子が示されている。
同特許は、そのデバイスを具体的にスマート腕時計として言及してはおらず、電子タイプのスラップブレスレットであると表現している。ブレスレットには双安定バネが装備されており、ユーザーの腕にしっかりと装着できるようになっている。しかし、同特許で説明されているいくつかの特徴は、スマート腕時計に見られるであろうものと一致する。
「タッチスクリーンによって、ユーザーは現在のプレイリストの順序を調整したり最近の通話履歴を表示したりといった、複数の異なる作業を実施することができる」と同特許には記されている。「現在のテキストメッセージに対する返信を、フレキシブルディスプレイの表面に表示されるシンプルな仮想キーボード構成によって行うこともできる」
デバイス自体は、Wi-FiまたはBluetoothを使用して他のポータブルデバイス(おそらくはスマートフォン)と通信し、リアルタイムな情報を画面上に表示する。内蔵するジャイロスコープまたは加速度センサーによって、どのような状態でデバイスを装着しているかにかかわらず、ユーザーに対して正しい方向で情報が表示されるように調整される。
Appleがスマート腕時計、または「iWatch」を開発中といううわさが最近過熱していた。Bloombergは最近の記事で、Appleが100人からなるチームを結成して同デバイスの開発に取り組んでいると報じた。
一部の報道では、この腕時計はカーブガラスのディスプレイを搭載し、スマートフォンと通信して電子メールやインスタントメッセージなどのデータを表示するとされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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