The New York Timesは米国時間2月10日、Appleが腕時計の形状でカーブガラスを採用した「iOS」機器を開発中であると報じている。一部の人々によって「iWatch」と名付けられている同製品は、同社の専門技術であるカーブガラスを採用することが特徴であるとされている。
スマート腕時計というこの概念は特に画期的というわけではない。1月に開催された「International Consumer Electronics Show(CES)」では、多数のスマート腕時計やフィットネスバンド、またはその両者を組み合わせた製品が紹介されていた。例えば、以前から期待されていた腕時計「Pebble」が同カンファレンスで発表されており、007から着想を得た「Martian Passport Watch」などもある。
Appleがこのような機器を開発しているといううわさは何カ月も前から出回っていた。中国のあるブログ記事では2012年12月、AppleがiOS搭載腕時計の開発に向けてIntelと提携したと報じていた。その製品は、Bluetooth対応で1.5インチの有機発光ダイオード(OLED)画面を搭載するとされていた。
Appleは2011年に、これまでのバージョンの「iPod nano」を腕に装着して使用することを推進し、iPod nanoを腕に装着できるようにするための腕時計バンドが各種メーカーから販売された。しかし同社は2012年、iPod nanoのサイズを大きくしており、それによって同社が独自の装着可能なコンピュータを開発しているのではないかという憶測が飛び交うようになった。
米CNETはAppleにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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