Microsoftが、同社のインスタントメッセージングサービス「Windows Live Messenger」のユーザーに「Skype」への移行を促す大胆な計画を推し進めている。
Microsoftが中国本土を除くすべての国で2013年第1四半期にMessengerを廃止する予定だと発表したのは、2012年11月のことだった。今回発表された新しいスケジュールでは廃止時期が多少延びたものの、大きなずれはない。
今回の発表によれば、「数千万」のインストールベースの約1%にあたる「テストグループ」について、米国時間3月15日にMessengerを廃止する計画だという。残りのユーザーについては4月8日から徐々に廃止していく。英語圏から廃止を進め、ポルトガル語圏が最後になるという(理由は明らかにされていない)。Messengerの完全な「引退」は4月30日頃になりそうだ。
この段階的廃止はWindowsデスクトップ版のMessengerが対象だと、Skypeのマーケティングインテグレーション担当ディレクターParri Munsell氏は述べている。同氏によると、Windowsデスクトップ版のMessengerはユーザーベースの「圧倒的多数」を占めているという。モバイル版や他のベンダーのプラットフォームに対応したMessengerをMicrosoftがいつ廃止する予定なのか、Skypeの関係者らはスケジュールを明らかにしていない。
筆者のようにMessengerからSkypeへの移行にあまり熱心でないユーザーは、Microsoftが3月15日から4月30日頃までのいずれかの時点でサービスを終了するまで、Messengerを使い続けることができる。サービスが終了すれば、Messengerにサインインすることはできなくなる。
サードパーティーのインスタントメッセージングサービス(「Trillian」「digsby」「Pidgin」「IM+」など)を使用している場合は、廃止までいくぶん長い猶予期間が与えられる。
「サードパーティーのAPIは最終的に廃止される」と、Munsell氏は述べている。サードパーティーのサービスごとに廃止に向けたスケジュールが設定されているが、同氏によれば、発表は各サードパーティーに任されているという。これらのサービスの廃止時期はMicrosoftのMessengerより後になるが、長期にわたるサポートは期待しない方がよさそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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