logo

アップルCEO、イノベーションや現金保有を語る--ゴールドマン・S主催イベントでの発言まとめ - (page 2)

Larry Dignan (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年02月15日 07時30分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Cook氏は小売戦略についても言及し、Appleは小売拠点を増やし続けるとした。「われわれの製品を見いだし、触れてみるのに直営店ほど良い場所はない。それは最高の小売体験だ。そこで体験するは、売ることではなく、奉仕することだと分かる。ユーザーが製品からより多くのものを引き出す手助けをしている」(Cook氏)。同氏は「ストア」というのは適切な言い方ではないと述べた。Appleの中核をなすものはクパチーノの本社ではなく、直営店である。Appleは店舗の設備を一新して拡張し、店舗数も増やす予定だという。
  • Appleにとって、イノベーションとはその文化に組み込まれているものだ。Cook氏は、「イノベーションは従来通り活発で、AppleのDNAの中に存在している。Appleはイノベーションの中心だ」と語った。さらに、イノベーションに決まった方式というものはなく、もしそのようなものがあれば、豊富な資金を持つ会社が買い取ってしまうだろうと述べた。イノベーションで重要なのはスキルとリーダーシップだ。「Appleにはソフトウェアとハードウェア、サービスに関するスキルがある。PC業界を成長させてきたのは、企業が専門化するモデルだ。そうしたモデルは、現在の消費者が求めるものには役に立たなくなっている。消費者が求めているのは、洗練された体験だ」とCook氏は述べた。本当の魔法は、ハードウェアとソフトウェア、サービスの融合によって生まれる。「われわれはその点では他者の追随を許さないと考えている」(Cook氏)
  • Appleはこれまでに開発者に80億ドルを支払ってきた。これは1月に発表されたばかりの70億ドルという金額を上回っている。
  • Appleは大規模な買収を行うつもりはあるのだろうか。「(過去3年間で)われわれは平均すると1カ月おきに買収を行ってきた」とCook氏は述べた。そうして買収してきたのは、技術者と知的財産を持つ企業であることが多い。PA Semiconductorは、成功した買収の典型例である。PA Semiconductorは「iPhone」やiPad、「iPod touch」の心臓部をつかさどる存在となっている。
  • 大数の法則による限界に直面しているという問題に関しては、Appleは限界があるとは思っていない。「だからこそAppleは長年にわたって、非常に多くの多くのことを行ってこられた」とCook氏は述べた。さらに、全体を眺めたときに見えてくるのは成長し続ける市場であり、Appleはそれにスマートフォンとタブレットで対応できるとした。「あらゆる電話はスマートフォンになるだろう」と同氏は言う。同氏はスマートフォンをこれまでで最高の市場だと考えており、Appleには中国、アプリのエコシステム、世界進出において、多くの強みがあると述べた。「今iPhoneを入手できるのは、世界の電話加入者の50%に過ぎない」(Cook氏)
  • 安価な携帯電話についてCook氏は、「われわれが目指すのは優れた製品である。自分たちで安い製品と考えるようなものを作るつもりはない。とは言っても、価格により敏感な人々に訴えるようなものも作ってきた」と語った。その例は、「iPhone 4」と「iPhone 4S」の価格を下げたことだ。iPhone 4の在庫はなくなったという。「われわれはより手ごろな価格を実現するために対策をとっている」(Cook氏)
  • Appleは低価格のMacを提供することを目指していたが、素晴らしい製品にするには至らなかったとCook氏は述べた。Appleは1000ドル以下のPCという問題をiPadで解決した。
  • 投資家のDavid Einhorn氏率いるGreenlight Capitalは、Appleが現金について大恐慌時代の精神を有していると主張したが、Cook氏はこれに反論した。Cook氏は、AppleはR&D、直営店、サプライチェーンに投資しており、同時に財務的には保守的だと述べている。「2年間にわたって、毎年100億ドルを投資している企業(資本支出額が100億ドル)には、大恐慌時代の精神などない。われわれは確かにいくらかの現金を保有しているが、さらなる現金を株主に還元することを真剣に検討できる立場にいるということは、この上ない名誉である」と同氏は語った。取締役会は熟考を重ねているとも述べた。
  • Cook氏はさらに、現金をめぐる議論で問題となっているのは株主の権利だと述べた。Greenlightの訴訟が引き起こした、Appleの優先株式発行をめぐる騒動についてCook氏は、Appleはガバナンスをさらに向上させるために見直しを行っているとした。同氏は、Appleの現金をめぐるGreenlightの訴訟は「茶番劇」であり、弁護士に支払う費用はもっと有益な目的に使われるべきだと述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]