米YahooがMicrosoftと交わした検索での提携に、Marissa Mayer氏は満足していない。
Mayer氏は、サンフランシスコで開催された2013 Goldman Sachs Technology and Internet Conferenceに登壇し、同契約で期待されていた増収や市場シェア増加の効果は得られていないと述べた。同氏が投資家カンファレンスに登場するのは、2012年夏にYahooの最高経営責任者(CEO)に就任して以来初めて。
Reutersによると、同氏は「提携したポイントの1つに、シェアをお互いにただ交換するのではなく、トータルでシェアを拡大したいという思いがあった」と述べたという。「現在われわれにとって最大のビジネス課題はインプレッションだ」(Mayer氏)
両社は10年間に渡る同契約を2010年に結んだ。契約の下、MicrosoftはYahooに検索サービスを提供し、YahooはMicrosoftの優良広告主に対し、販売契約を結ぶことになった。運用が軌道にのれば、2億ドルの資本支出を節約し、営業利益は年間5億ドル増える見込みだと、Yahooは述べていた。
Mayer氏はMicrosoftとの提携について「もっとうまくマネタイゼーションする必要がある。われわれはうまくマネタイゼーションできると考えているし、どれくらい効果があるのかは業界の競合企業が見せてくれている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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