2年以上の歳月がかかったが、Instagramはついに、モバイルアプリケーション内と同じように写真にアクセスして閲覧を可能にするウェブエクスペリエンスを同サービスの月間アクティブユーザー9000万人に向けて導入した。
Instagramの共同創設者であるKevin Systrom氏は米国時間2月5日のブログ投稿で、「5日からユーザーは、Instagramフィードを携帯端末上と同じようにウェブ上で閲覧できるようになった」と発表した。
Instagramの会員は5日から、Instagram.comにログインして、写真フィード内で友人らによる一連の写真を閲覧することができるようになった。その使用感は、Instagramのモバイルフィードとほとんど同じである。写真は日付の新しい順に1列で表示され、写真のダブルクリックによる「Like」(いいね!)の送信やインラインコメントなどの標準的なモバイル機能も踏襲されている。残念ながら、ウェブサイトのユーザーは写真をInstagram.comにアップロードできない。つまり、Instagramの写真共有の部分は引き続き、モバイルのみの機能ということになる。
「ウェブ上のInstagramフィードは、携帯端末上とほとんど同じように機能する」とSystrom氏は説明した。「フォローする人々の最新写真を閲覧でき、新しい写真が投稿される度に更新される」(Systrom氏)
Facebook傘下の同社は今回、2012年の終わりに提供開始した、プロフィールのみのウェブサイトを大幅に拡充したが、新たな機能を追加することはしていない。では、なぜ2年もかかったのだろうか?Systrom氏によると、Instagramはこれまで、ユーザーが移動時に写真を閲覧および撮影できるようにすることに重点を置いていたが、「デスクトップコンピュータやタブレットなど、任意の時点においてユーザーにとって使いやすいあらゆる種類の端末」上で会員らがアクセスできるようにしたいと現在では考えているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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