Facebookの広告主はまもなく、Facebookの外部にある情報を使ってユーザーをターゲティングしている広告をラベリングし、識別できるようにするか否かを選択できるようになる。
AdAgeが米国時間2月4日に報じたところによると、ここ数カ月もの間、広告代理店や広告主から苦情が寄せられたことを受け、青色の「AdChoices」が表示されることになったという。AdChoicesは、広告主やマーケッターで構成される団体が、サードパーティーからの情報を利用したターゲティング広告を表示していることを消費者に通知する目的で開発された。
広告の透明性を高めることが目的だが、このアイコンはユーザーが広告をオプトアウトしないと表示されない。
Facebookはこの変更を認め、3月末までに導入する計画だとしている。Facebookによれば、サードパーティーのデータを利用したすべての広告にアイコンが表示されるわけではなく、表示するか否かは広告主が選択するという。
Facebookでは、ユーザーの訪問したサイトや閲覧した製品をトラッキングし、プロフィールページにどのような広告を表示するかを決定している。その結果、対象の広告はFacebookの他の広告とともにページの右側に表示される。
FacebookはこれまでもFacebook Exchange(FBX)プログラムを介したこれらの広告にオプトアウトのオプションを提供してきたが、ユーザーにとって必ずしも分かりやすいものではなかった。ユーザーがオプトアウトするには、 広告の上にマウスを置いたときに現れる小さな「×」マークをクリックし、広告を非表示にするのか、広告を報告するのかなどの選択をしなければならなかった。
プロダクトマーケティング担当ディレクターのBrian Boland氏は声明で 「われわれは広告を非表示にしたり、報告したり、クリックして特定の広告が表示される理由を知ったりする方法を提供することで、常にFacebookに表示される広告をフィードバックし、コントロールする方法をユーザーに提供してきた」と述べている。「Facebook Exchangeを介して提供される広告でもこれは変わらない。ユーザーはFBXパートナーからの広告を見ないようオプトアウトすることができる。また、広告主にはAdChoicesアイコンを導入する選択肢を提供することにより、コントロールのもう1つのメカニズムというオプションが提供される」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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