Dropboxは米国時間1月30日、保存されたファイル内容の確認について、新たな方法を導入した。同サービスのウェブサイトにプレビュー機能が加わり、写真や書類などの概要を一目で確かめられるようになる。
Dropboxは同時に、サービス内に保存されたコンテンツの視覚面を新たに強調することで、同サービスに関して新たな概念の導入が進んでいることを示した。
Dropboxの製品マネージャーを務めるChris Beckmann氏は、「これは、Dropboxで進行中と言える移行の一環だ」と語った。
Dropboxはサービス開始当時から、「マジックフォルダ」というメタファーを採用している。これは、そのフォルダにファイルを入れておけばどこからでもアクセスできるというものだ。このメタファーの的確さとDropboxの非常に見事な事業運営の手腕とが相まって、同社はユーザー数1億人にまで成長し、インターネットに接続された世界のかなりの部分でデフォルトのファイル共有方法になった。
Dropboxが30日に披露した機能の数々は、フォルダやファイル名ではなく、むしろファイルそのものを見たいという、最近のユーザーの要望に従ったものだ。Document Previewsと名付けられた新機能では、Dropbox上の一般的な種類のファイルについて、Mac OS Xのクイックルックに似た方法で内容を閲覧できる。RTFやPDF、Microsoft WordおよびPowerPointといったファイルタイプについては、今後数カ月のうちに全ユーザーが、Dropbox.comに保存されたファイルをクリックしてプレビューが見られるようになる(ただしExcelファイルは含まれない。同社によると、こちらについても近いうちにプレビューが利用可能になるという)。
Dropboxはまた、Dropbox.comでの写真の表示画面を改良し、今後はサムネイルがグリッド状に並び、撮影日順に整理されるようになる。これは、Dropboxがこの1年間、写真の表示をアップデートするべく行ってきた取り組みの1つで、同様の表示は既にDropboxのAndroid向けアプリで採用されている。この新表示では、写真の共有もより簡単に行える。ウェブ上のビューアで写真を選択してアルバムを作成し、Facebook、Twitter、電子メールで共有できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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