UPDATE Research In Motionから社名変更したBlackBerryは米国時間1月30日、新しいスマートフォン2機種を発表した。同社はこれらの端末を擁し、消費者と企業ユーザーの支持を取り戻したいと考えている。
1台目の「BlackBerry Z10」はフルタッチスクリーンを搭載し、QWERTYキーボードは搭載しない。ディスプレイは4.2インチで、ピクセル密度は「iPhone」の326ppiよりもやや高い356ppi。
2台目の「BlackBerry Q10」は、BlackBerryのこれまでのバージョンと同様のフルキーボードが搭載されている。
最高経営責任者(CEO)を務めるThorsten Heins氏はニューヨークで開催されたイベントで登壇し、「最高のキーボード操作性を提供したいと強く願っている」と述べた。
両端末とも4G LTEに対応する。Verizon Wirelessは両端末を取り扱うことを明らかにしている。Z10ではブラックとホワイトのモデルが提供され、どちらも2年契約付きで199.99ドルとなる予定。ホワイトモデルはVerizon限定であると同社は述べている。
BlackBerry Z10は2月初旬までに複数の市場で提供開始されるが、米国での発売はそれより少し先になる予定である。
「ほとんどの米国通信事業者において、Z10を3月に提供開始する予定である」とHeins氏は述べた。
Verizon以外に、AT&T、Sprint、T-Mobileも同端末を提供する。価格は契約付きの場合は199ドル、契約なし(購入補助金なし)の場合は599ドルになるという。
英国では31日に、カナダでは2月5日に発売される予定。アラブ首長国連邦でも米国よりも先に発売されることになっている。
一方のBlackBerry Q10は、4月に発売される可能性があことをHeins氏は明らかにした。イベント後の記者会見で同氏は、時期はテスト次第だと述べている。
またHeins氏は、新端末のその他の機能やOSについて説明した。まず「BlackBerry Flow」はアプリケーション間の切り替えを可能にする機能。すべてのアプリの動きを止めずに、スワイプ操作によってアプリケーションを開いたり最小化したりできる。「BlackBerry Peek」は、動画再生と通知の確認を同時に実行できるようにするものである。
「BlackBerry Balance」は、仕事用とプライベート用の2つのモードの切り替えるのに使用する。Heins氏は、この技術によってユーザーは、仕事用とプライベート用に2台の端末を持ち運ぶことなく、1台だけ携帯すればよいようになるはずだと述べた。Appleやサムスンなど他のメーカーも、ビジネスユーザーに自社製品への切り替えを促す手段として、同様の主張をしている。
またBlackBerryは、歌手のAlicia Keys氏を同社のグローバルクリエイティブディレクターに任命した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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