スマートフォン部分はプロセッサにクアルコムの Snapdragon S4 Pro APQ8064を採用、クアッドコアCPUを1.5GHzで駆動、RAMは2GBと現在のスマートフォンの中でも最速クラスの処理性能を持つ。Androidのバージョンは4.1でこれも快適な動作に寄与していると思われる。
触った印象はとにかく早く、アプリの起動、スクロール、ホーム画面へ戻るなど、いろいろな操作をしてみても、素早い動作で非常に快適だ。操作の途中で引っかかる印象もなく、タッチパネルの操作感度も良好。スクロールは本体の処理性能の高さとあいまって、指に吸いついて動いているようだ。
背面のカメラは1300万画素で、解像感もなかなか。屋外で試写してみたが、一部にホワイトバランスがいまひとつなカットが混じる点が気になったが、まずまずの写りだ。
本体の重さは135gで、サイズは68.9mm×137mm×9mm。周囲には金属の縁取りがしてあり、手に持つと剛性感のあるスマートフォンという印象だ。バッテリは取り外せず裏蓋もないため、さらに一体感のある印象を与えてくれる。
通信事業者の意向にとらわれることのないSIMフリー機であり、不要なものまでたくさん入った事業者アプリや、軽快な操作の妨げになるようなお仕着せのホームアプリもない。Androidの操作をひととおり理解している人にとっては快適に操作できると思われる。
これは使う人の好みにもよるが、合体構造のため、ジャケットなどが利用できないことは注意が必要だ。合体時はボディの左右をPadFone 2 Stationのレールに合わせて挿入するため、縁取りにはジャケットはおろかシールなどの装飾も一切できない。縁取りに深い傷をつけてしまった場合はPadFone 2 Stationへの装着がしにくくなりそうだ。また、ストラップホールもないので、本体をむき出しで持ち歩くしかない。
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