ASUSTeK Computer(ASUS)は1月18日、10.1インチのディスプレイと4.7インチのスマートフォンをドッキングできる「PadFone 2」についてプレス向けに説明会を開催した。製品自体は1月10日に発表済みだ。PadFone 2は1月12日に発売したばかりで、価格は7万9800円。
「PadFone 2」は、スマートフォンとして使える「PadFone 2本体」と10.1インチのディスプレイ「PadFone 2 Station」で構成される。PadFone 2本体は、PadFone 2 Stationの背面にスライドさせてドッキングできる。
普段は4.7インチのスマートフォンとして単体で使用し、自宅では10.1インチのタブレットとして電子書籍やゲームを楽しむ、といった具合にシーンに合わせて利用できるのが特長だ。なお、PadFone 2 StationはCPUを持たず、単体では使用できない。
ASUS TeK Computerの阿部直人氏はPadFone 2の本体について、「ASUSではスマートフォンではなく、スーパーフォンと呼ぶ」と話す。単なるスマートフォンではなく、PadFone 2 Stationと組み合わせることでタブレットとしても使える“新ジャンルの製品”を表現したものだ。
本体のカメラは1300万画素で1080p、30fpsの動画撮影、最大100枚の連写に対応する。インカメラは120万画素。PadFone 2 Stationのインカメラは100万画素となっている。
本体の厚さは最薄部3.3mm、最厚部は9mmで、重さは135g。PadFone 2 Stationは約514gで、組み合わせた状態でも649gで、「新しいiPad(iPad Retinaディスプレイモデル)よりも軽い」と語る。
また、ドッキングさせた状態でも、縦型の画像にはなるが、モード切替によってスペック通りの1300万画素で撮影できるとし、「1300万画素のタブレット製品はなく、現状これを超えるものはないと思う」と話す。
また、スマートフォンとタブレットを別々に買うとコストがかかるが、PadFone 2は1つで済むこと、SIMフリーを採用しているため、キャリアに縛られることなくSIMカードを選択でき、月々の費用を抑えられるとアピールした。なお、日本国内ではNTTドコモとb-mobileのmicro SIMに対応。ただし、LTEには対応していない。
OSはAndroid 4.1.1で、PadFone 2本体には4.7型ワイドTFTカラータッチスクリーン Super IPS+液晶(LEDバックライト)と「Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5Ghz クアッドコアCPU)」を採用している。
デザイン面では、ASUSのウルトラブック「ZENBOOK」シリーズを踏襲し、PadFonn 2にもヘアラインのスピンメタル加工が施されており、多重円形にかたどられたデザインを特長とする。
3G通信で最長約16時間の通話が可能。インターネット使用時間は最長約13時間で、ビデオ再生時間は最長約9時間。本体は2140mAh、PadFone 2 Stationは5000mAhの大容量バッテリを内蔵しており、ドッキングするとバッテリ容量が約2.5倍向上するとしている。
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