ASUSTeK Computer(ASUS)は1月10日、10.1インチのディスプレイと4.7インチのスマートフォンをドッキングできる「PadFone 2」を1月12日より発売すると発表した。価格は7万9800円。
PadFone 2はSIMフリー方式を採用。W-CDMA(DC-HSDPA/900、2100MHz)に対応する。4.7インチ(1280×720ドット)のスマートフォン(ASUSではスーパーフォンと称する)「PadFone 2本体」と10.1インチ(1280×800ドット)のディスプレイ「PadFone 2 Station」で構成される。海外ではすでに発売されてきたが、いよいよ日本でも展開される。
PadFone 2本体はPadFone 2 Stationにスライドさせるとドッキングできるのが特長だ。普段はスマートフォンとして単体で使用し、自宅ではタブレットとして大画面で電子書籍やゲームを楽しむ、といった具合にシーンに合わせて利用できる。
PadFone 2本体の重さは約135g、PadFone 2 Stationは約514g。2012年11月の本誌インタビューで会長Jonney Shih(ジョニー・シー)氏は「すべてあわせても、新しいiPad(iPad Retinaディスプレイモデル)よりも軽い」とし、開発のコンセプトなどを語っている。
OSはAndroid 4.1.1で、PadFone 2本体には4.7型ワイドTFTカラータッチスクリーン Super IPS+液晶(LEDバックライト)と「Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5Ghz クアッドコアCPU)」、2Gバイトのメインメモリを搭載する。
ストレージは64Gバイトで、別途ウェブストレージとして「ASUS WebStorageサービス(50Gバイト/24カ月無料体験版)」が利用できる。本体のカメラは1300万画素で1080p、30fpsの動画撮影、最大100枚の連写に対応する。インカメラは120万画素。PadFone 2 Stationのインカメラは100万画素となっている。
3G通信で最長約16時間の通話が可能。インターネット使用時間は最長約13時間で、ビデオ再生時間は最長約9時間。PadFone 2 Stationは5000mAhの大容量バッテリを内蔵しており、ドッキングするとバッテリ容量が約2.5倍向上するとしている。なお、PadFone 2 StationはCPUを持たず、単体では使用できない。
アプリは、テキストや画像、手書き文字などを取り混ぜたメモを作成できる「SuperNote」、Office文書を閲覧・編集できる「KINGSOFT Office for Android」、簡単なタッチ操作の翻訳アプリ「インスタント辞書」などをプリインストールしているという。
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