ASUSTeK(一般にASUSとして知られる)が、「Windows Phone 8」(WP8)を搭載する携帯端末を計画中だと報じられている。
The Wall Street Journalによると、ASUSTeKは米国のモバイル通信事業者による採用を推進するつもりだという。実現すれば同社にとって初となる。ASUSは、タブレットとスマートフォンを合体させた風変わりな同社端末「PadFone」のWP8版を開発している可能性すらあるという。
この報道は、表面的にはMicrosoftにとっての思わぬ幸運であるかのようにも聞こえるが、Windows Phoneの領域にASUSが参入してもさほど状況は変化しないのではないかと筆者は考える。継続中のモバイルOS競争においては、「Android」が引き続き好調で「iOS」さえも追い詰めるほどの勢いがある。また、(Android搭載の)PadFoneは、誰もが望むであろう端末(電話)と世界を席巻する域には達していない端末(Androidタブレット)を組み合わせた点において、興味深い発想であるといえなくもないが、WP8搭載のPadFoneは、WP8携帯端末と「Windows 8」タブレットという同程度に先行きが不透明な2つの製品の組み合わせであるように思われる。
今回のうわさが真実かどうか、また、顧客が最終的にこの試みに食いつくかどうかについては、今後の動向を見守る必要があるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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