韓国にあるサムスンの工場で、半導体関連施設の1つで事故が発生し、従業員1名が死亡した。
韓国の報道機関Yonhapによると、この事故は現地時間1月27日午後11時ごろに発生した。同社施設で容積132ガロンのタンクからフッ化水素酸が漏れ出したという。28日午前5時の時点で2.6ガロンがガスの状態で漏出していた。サムスンはメンテナンス会社STI Serviceに連絡し漏出への対処を求めた。従業員1名がフッ化水素酸の影響で死亡、4名が入院した。
Yonhapは28日、サムスンの広報担当者に取材し、この担当者の話では、死亡した従業員が危険物取り扱い用の防護服を着用していなかったことが死亡につながったとしている。他の従業員はスーツとガスマスクを着用していた。
この事件は環境当局の注目を引き、事故の調査が行われる予定だ。韓国の別のサイトAsiaEによると、法執行機関も、誤った行為がなかったかを判断するため調査を予定している。
Yonhapによると、サムスンは事故を当局に報告するのが遅すぎたのではないかとして批判を浴びつつあるという。サムスンはYonhapへのコメントで、漏出は「最小限」だったとしている。しかし当局への報告は、現地時間の午後3時ごろまでなされなかったと報じられている。
米CNETはサムスンにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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