Appleの直近の四半期に対するシリコンバレーとウォール街の反応の違いは、滑稽なほど対照的だ。少なくとも、莫大な額の金銭が消えてなくなっているのでなければ滑稽だろう。
Appleは圧倒的な数字が並ぶ2013会計年度第1四半期決算を発表した。売上高は545億ドル、利益は131億ドルだった。Appleは今期、同社にとって過去最高となる4780万台の「iPhone」と2290万台の「iPad」を販売した。
Appleは見返りに何を得たのだろうか。ウォール街での急激な株式売却によって、同社の株価は12%下落し、450.46ドルになった(本稿執筆時点)。時価総額500億ドル以上が24時間で吹き飛んだ。
シリコンバレーはどう反応したのだろうか。衝撃と冷笑が広範囲に及んだ。テクノロジコミュニティーからの発言で筆者が気に入ったものをいくつか引用する。
Apple down 6% after they announce $54 billion in revenue. This is why we can't have nice things.
— Aaron Levie (@levie) January 23, 2013
Appleが540億ドルの売上高を発表したら、同社の株価は6%下落した。これだからわれわれには良いことなど起きないのだ。
Apple stock jumps upwards on news of J.J. Abrams-directed Star Wars because that's as good a reason as why it went down in the first place.
— Matthew Panzarino (@panzer) January 24, 2013
J.J. Abrams氏が「スターウォーズ」の監督を務めるというニュースが流れると、Appleの株価は急上昇する。そもそも同社の株価が下落したのも、それと同程度に妥当な理由だからだ。
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