Appleはもはや世界で時価総額が最も高い会社ではなくなった。
Appleの株価は米国時間1月25日、前日終値に比べ10.62ドル安の439.88ドルで取引を終えた。時価総額は約4130億ドル。Exxon Mobilの株価が0.42%上昇し、時価総額は約4182億ドルとなったことから、Appleは時価総額世界一の座を奪われた。
時価総額は発行済株式数に株価を掛けたもので、企業の価値を測る目安となっている。
Appleは時価総額が3370億ドルくらいだった2011年に、時価総額トップの座をめぐりExxon Mobilと戦っていた。その後、相手をしのぐ業績を叩き出し、Appleの株価は705ドルを超え、時価総額も高騰した。2012年8月、Appleの時価総額は6220億ドルを記録し、世界で最も企業価値の高い会社となった。
しかし、同社の株価は業績とは裏腹に下落している。同社は先週、四半期(12月29日締め)の決算を発表し、売上高が過去最高の545億ドルだったことを明らかにした。利益は131億ドル(1株当たり13.81ドル)で、「iPhone」の販売台数は4780万台、「iPad」は2290万台を記録した。
しかし、投資家はこれでは喜ばなかった。Macの販売は同四半期に低迷し、利益は金融アナリストの予測に及ばなかった。同社は前年同期は売上高463億ドル、利益131億ドルを計上していた。
投資家は、「iOS」が「Android」にシェアを奪われ、Appleが競争に苦戦している様子にも注目している。特許侵害訴訟の宿敵であるサムスンも、Appleより多くのスマートフォンを出荷している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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