任天堂が定期的に配信しているNintendo Directのウェブキャストの中で、社長の岩田聡氏が「ゼルダの伝説」や「マリオ」の各シリーズの新版やリメイク版など、「Wii U」コンソール用の新タイトルを発表した。また、過去のゲームが売られている「Virtual Console」の新版がWii U用にも登場し、ソーシャルネットワーク「Miiverse」のスマートフォン用アプリケーションが追加される予定だ。そして何より重要なのは、春と夏に行われる本体ソフトウェアの更新で、動きの鈍かったメニューやソフトウェアの起動を中心にパフォーマンスの向上が図られることが約束されたことだ。
2012年にWii Uが発売されたときは、新タイトルは数えるほどしかなく、ビッグタイトルはほとんどなかったが、任天堂はゼルダの伝説やマリオシリーズの発表をもって状況を改善したい構えだ。2003年(編集部注:国内では2002年)に発売されたゲームキューブ用ソフト「ゼルダの伝説 風のタクト」はWii U用にHD画質にリメイクされ、2013年秋に発売される。そして、第2弾として、ゼルダの新作も開発されている。
マリオシリーズとしては「New SUPER MARIO BROS. U」がすでにWii U向けに提供されているが、さらに3D化した「SUPER MARIO BROS. 3D」とレーシングゲーム「マリオカート」の新版の2つのタイトルが計画されていると岩田氏は述べる。両タイトルとも今夏のゲームショーE3 2013で披露されるものと思われる。またマリオシリーズからスピンオフしたキャラクターのヨッシーを主人公にしたものも登場する予定だ。
今春、Wii Uのソフトウェアアップデートにより、Virtual Consoleがダウンロードソフトウェアのオンラインストア「ニンテンドーeショップ」に追加される。「ファミリーコンピュータ」や「スーパーファミコン」をはじめとする過去のゲーム機で発売されたゲームが提供される。
2つ目のソフトウェアアップデートは2013年の夏に計画されている。これにより、Wii Uで不満の多かった問題の1つ、ソフトウェアの起動やメインメニューに戻るのに時間がかかっていた問題が改善されるとされている。これはWii Uで不満の多かった問題の1つだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」