「iPhone 5S」と低価格版「iPhone 5」が2013年夏に登場か--アナリスト予測

Lance Whitney (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年01月17日 09時17分

 Appleが「iPhone 5S」と新版の「iPhone 5」を2013年6月か7月にリリースすると、KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が予測している。

 MacRumorsが受け取った投資家向けメモの中でKuo氏は、iPhone 5Sは現行モデルに似たものになるが、「A7」チップによるパフォーマンスの向上や指紋認証センサーの搭載などの改良が加えられると述べた。カメラは大幅に改良され、F2.0のレンズやスマートなLEDフラッシュを搭載するという。

 新版iPhone 5は現行モデルの低価格版となり、やや厚めのプラスチック筐体を採用、6色で提供される見込みだという。価格は、契約なし(アンロック版)で350~450ドルになるとKuo氏は予測している。

 1月に入り、The Wall Street JournalとBloombergのほか、アナリストらの予測を受けて、廉価版iPhoneのうわさが過熱した。しかし、ほとんどの報道では、発売が2013年後半になるとされていた。

 では、現行版iPhone 5の売れ行きはどうなっているのだろうか?

 Appleの投資家たちは、同社が最近、iPhoneの発注台数を半減させたという報道に懸念を示した。しかしKuo氏は、2012年第4四半期の販売は予測を上回るだろうと考えている。

 AppleInsiderによると、サプライチェーンを確認した結果から考えて、Appleは前四半期に5200万台のiPhoneを出荷したと思われるとKuo氏は述べたという。これが事実ならば、前年同期比41%増に相当する数字だ。

 iPhone 5の同四半期における出荷台数は、Kuo氏の以前の予測である3650万台を下回る3500万台だった可能性がある。「iPhone 4S」の出荷台数は950万台、「iPhone 4」は730万台の見込み。2012年全体では、AppleのiPhone出荷台数が1億4000万台を超えている可能性があるとKuo氏は付け加えた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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