故ジョブズ氏、ヒューレット・パッカード退職のM・ハード氏に支援を申し出ていた

Charles Cooper (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年01月11日 12時00分

 Hewlett-Packard(HP)について書かれたBloombergBusinessweekの記事に、興味深い話が載っていた。記事によると、Mark Hurd氏が同社最高経営責任者(CEO)を辞任した後、同氏に救いの手を差し伸べて助言を与えたのが、誰あろうSteve Jobs氏だったという。

 Hurd氏は、同社取締役会から圧力を受けてCEO職を辞任した3日後、Steve Jobs氏からメールを受け取った。Appleの共同創業者であるJobs氏は、Hurd氏が相談相手を必要としているかを探ろうとしていた。Jobs氏は数十年ほど前にApple取締役会から抵抗を受けて同様の経験をしていたため、Hurd氏とJobs氏の共通の友人でありOracleのCEOのLarry Ellison氏はこのことをすぐさま引き合いに出し、Hurd氏の追放について、「間抜けなApple取締役会が何年も前にSteve Jobs氏を解雇して以来のひどい人事決定だ」と批判していた。

 Hurd氏は、パロアルトにあるJobs氏の自宅で同氏と会ったという。両氏を知る匿名を希望する人物が明らかにした。両氏は、2時間以上をともに過ごし、Jobs氏は、Hurd氏を木々が並ぶ近所へといつものように散歩に連れ出した。Jobs氏は会話のなかで幾度となくHurd氏に、復帰が可能になるよう、取締役会との関係を修復するためなら何でもするよう説いたという。そして、Jobs氏は、HP取締役陣に手紙を書くことや取締役陣の1人1人に電話することをさえ申し出た。

 元Apple社員で業界関係者のBill Campbell氏は後日、電話は唐突なことではないと振り返る。Jobs氏は、HPに対して精神的に傾倒していただけでなく(Jobs氏は「自分が初めて見たコンピュータはHewlett-Packardにあった。恐らく12歳の頃だ」と語っている)、シリコンバレーで最も有名な企業が崩壊するのを目の当たりにしたくなかった。また、Jobs氏は、Appleにおける(比較的)最近の歴史との共通点を見いだしていたのかもしれない。Appleは、同氏の復帰前には危機的な状況に陥っていた。

 しかし、皆が既に知っているように和解は成らず、現在のHewlett-Packardは厄介な状況にある。ウォール街のアナリストはCEOのMeg Whitman氏に会社の分割を説いている。Businessweekが書いているように、Jobs氏は、「1年と少し経ったころに死去したが、自身の予言が正しかったことを知るには十分だった」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。

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