Bloombergが米国時間1月9日付で報じた記事によると、多数のうわさが出ているAppleの「廉価」版「iPhone」は、99ドルという低価格で発売される可能性があるという。
BloombergはAppleの計画に詳しい匿名の情報筋の話として、この携帯端末が99~149ドルという価格帯で販売され、最も早くて2013年終盤に登場すると伝えている。
この情報筋によると、Appleはこの端末の販売に関して、米国の大手無線通信事業者のうち少なくとも1社と既に協議を行っているという。Appleは途上国でさらに多くの顧客を獲得することを目指して、2011年2月から廉価版iPhoneに取り組んできたと報じられており、この点についてはBloombergの別の情報筋も言及している。
今回の最新のうわさが報じられる前日の1月8日には、The Wall Street Journal(WSJ)も、Appleが廉価版iPhoneを2013年内の発売に向けて準備していると報じた。さらにWSJの記事の前にはDigiTimesが廉価版iPhoneについて、新興市場向けに2013年に登場するとのうわさを伝えていた。
Piper JaffrayのアナリストであるGene Munster氏は、Appleが2013年に廉価版iPhoneを発表する確率は60~70%とみている。同氏は9日付の投資家向けメモの中で、「Android」端末メーカー各社に奪われた市場シェアを取り戻すために、Appleは安価なiPhoneを必要としているとの自らの見解を繰り返した。
Munster氏はBloombergとは異なり、149~199ドルという価格帯の方が可能性が高く、その中でも上限となる199ドルに近くなると考えている。この価格帯は、Appleがこれまでもプレミアム価格を設定してきたことを考えると理にかなっているかもしれない。さらにMunster氏は、この価格水準における主な競合製品は99~199ドルのAndroid端末になるとみている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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