Microsoft関係者によると、同社はこれまでに6000万件の「Windows 8」ライセンスを販売したという。
Windows担当最高財務責任者(CFO)兼最高マーケティング責任者(CMO)であるTami Reller氏は米国時間1月8日、ラスベガスで開催中の2013 International CESのJP Morgan Tech Forumで、先のデータを公表した。
この6000万件という数字には「新品PCへのOEM販売」やアップグレードが含まれる、とReller氏は述べた。この数字に「Enterprise Agreement」およびボリュームライセンスの販売も含まれるのかどうかについて、同氏は明言しなかった。
Reller氏は、「Windows 8は大規模で野心的な変化だ」と認めた。Windows 8のライセンス販売件数は「Windows 7」のそれとほぼ一致している、と同氏は繰り返し述べた。
Microsoftによると、同社は2012年11月末時点で4000万件のWindows 8ライセンスを販売したという。
この販売件数は「Windows 7発売後の同期間の数字とほぼ一致」している、とReller氏は述べた。
一方のNPDは、2012年末におけるWindows 8の小売需要が不調だったと指摘していた。
Windows 8の小売販売が芳しくない要因の1つは、同OSを搭載したタッチ対応ノートPCおよびタブレットが不足していることだ。今週、MicrosoftのPCメーカーパートナー数社がCESでWindows 8や「Windows RT」を搭載したタッチスクリーン対応のハードウェアを発表したが、そのうちの数機種は何カ月も先まで発売されない。
Reller氏はカンファレンスで、Windows 7の需要に関する質問も受けた。Microsoftは同社のすべての顧客区分で現在どのPCが実行されているのかを調べた結果に基づいて、「Windows 7の導入率は60%を優に超えている」と判断している、と同氏は述べた。さらに、同氏によると、2000人以上のユーザーを抱える「企業の90%以上」が「Windows 7の流れに乗っている」という。
Microsoftが「Surface」のウルトラブックや携帯電話を作る予定はあるのかという質問について、Reller氏はコメントを控えた。同氏は、「弊社がSurfaceで成功を収めることは非常に重要だ」とは述べた。
Microsoftは別の統計データも公表した。同社関係者によると、Microsoftは「Windows Store」(「Metro Style」)アプリのダウンロード件数が1億件を突破したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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