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2013年の展望

「2013年はモンスターサービスに並ぶ」--LINEで世界に攻勢かけるNHN Japan - (page 3)

藤井涼 (編集部)2013年01月02日 10時00分
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 森川氏:やはりプロ意識の高いユーザーが集まったことが大きいのではないかと思います。また、これまでは、まとめを作るのに少しハードルが高かったり、ユーザーへの収益についてもいくつか課題があったのですが、現在は改良が加えられてかなりサービスが使いやすくなりましたし、収益についてもユーザーに還元できるようになったと思います。専門性の高い方が作る良質なまとめにユーザーが集まるというエコシステムもできていると思います。

――ユーザーの求める情報の質は変わってきていると感じますか。

  • 9月には地図機能を搭載し「タウンガイド」のような使い方も可能に

 森川氏:そう思います。それと、まとめはTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアと相性がよく、そこも非常にいいサイクルができていると思いますね。

 舛田氏:やはりソーシャルになると情報が分断化されていくので、ソーシャルメディアが一般化するほどこの流れは加速すると思います。それもトップページにくるというよりは、FacebookやTwitter経由でそれぞれのまとめにアクセスするということですね。あとはスマートフォンの普及も大きいです。スマートフォンですと、じっくり見るというよりは、短い時間でパッと見たい。ユーザーの行動がどんどんインスタント化しているため、まとめが利用されているのではないでしょうか。

――ユーザー数の拡大にともない、インセンティブ目当ての質の低いまとめも増えているそうですが、今後どのようにしてコンテンツの質を担保していくのでしょうか。

 舛田氏:運営側として、当初はまとめの数を増やすことが重要だったのですが、ある程度数が揃ったことで、今度は質の低いまとめも一部で作られるようになりました。もしそれが増えてしまえば、NAVER まとめは最終的には情報価値がない場所になってしまいますので、我々が考える情報のエコシステムというのは成り立たないと思います。

 そこで、つい先日発表しましたがインセンティブや奨励の制度を大きく変えました。良質なまとめでなければインセンティブも与えないという、かなり明確なポリシーを出したのですが、逆にこういったポリシーがないとユーザーもどうしていいか分からなくなってしまうと思いますので、今回は明確に情報価値が高いまとめを作って下さいと発表しました。こういった取り組みについては2013年も継続していきます。

――最後に2013年の目標を教えて下さい。

 舛田氏:2012年は2011年に種をまいたLINEの芽が出てきて皆さんにサービスを知っていただき、ある種コミュニケーションの方法を変えることができたと思っています。よく皆さんにLINEは仕掛けが早いと言われるのですが、それはNHN Japanのアセットを上手く活用しているということです。インフラやゲーム、ポータルのプロフェッショナルたちがいて、そこにLINEを作り上げたチームの発想力があり、それらすべてが上手く回りはじめたことで、さまさまなサービスを矢継ぎ早に出すことができました。

  • 森川氏(右)と舛田氏(左)

 1月に経営統合しなければ恐らくこのスピードは出せなかったと思うので、まさに判断がよかったのだと思います。2013年は国内も海外も厳しい戦いにはなると思いますが、“世界ナンバーワン”という目標に向かって人生を賭けるつもりで突き進んでいきたいと思います。

 森川氏:私が社長になって5年が経つのですが、どうすれば成功モデルを作れるかということを悩んできて、その結果を出せたのが2012年だと感じています。それは単純に社員全員が同じ方向を向いたというよりは、それぞれが強みを持って、それらを生かすことで成果を上げられたのだと思います。2013年はスマホについてはLINEでより世界を目指しますし、PCについてもゲームの分野で圧倒的なナンバーワンを目指していきます。ある程度方向性は見えたと思うので、あとはどれだけ高品質かつ早いスピードで具現化できるかが重要だと思っています。

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