LINEキャラが連載漫画とアニメ化--続けざまの企画で浸透狙う

 NHN Japanと小学館集英社プロダクション(ShoPro)は12月13日、LINEスタンプキャラクターの商品化をShoProが担当すること、また同キャラクターが登場する連載漫画化ならびにアニメ化を発表した。

 連載漫画は2本用意され、まず週刊少年サンデーの1月9日発売号より「キャラクタイムズ」がスタート。一流のキャラクターを育成するための専門学校「東京キャラクターズスクール」に入学したキャラクターたちによるコメディ作品。もうひとつは、週刊ヤングジャンプの1月4日発売号にて「LINE OFFLINE~ボクら図鑑~」がスタート。会社を舞台にキャラクターたちが繰り広げる、日常4コマギャグ漫画。またこの先も2013年春に、少女漫画雑誌マーガレットによる連載が決定しているほか、ファッション雑誌CanCamとのコラボ企画も進行中としている。

  • 「LINE OFFLINE~ボクら図鑑~」

    (C)Team. きんだいち/集英社/LINE OFFLINE

  • 「キャラクタイムズ」

    (C)萬屋不死身之介/小学館/LINE OFFLINE

  • 登壇した週刊少年サンデー編集長の鳥光裕氏(左)と、週刊ヤングジャンプ編集長の嶋智之氏(右)

 アニメのほうは「LINE OFFLINE ~サラリーマン~」というタイトルで、テレビ東京で1月7日25時30分より5分間、毎週月曜日、火曜日、水曜日に放送。キャラクターによるサラリーマンの世界が表現されたギャグアニメとなっている。また2013年4月には30分アニメの放送も予定している。

  • 「LINE OFFLINE ~サラリーマン~」

小学館集英社プロダクション代表取締役社長の紀伊高明氏(左)と、NHN Japan代表取締役社長の森川亮氏(右)
小学館集英社プロダクション代表取締役社長の紀伊高明氏(左)と、NHN Japan代表取締役社長の森川亮氏(右)

 今回の取り組みについては「収益第一というよりも、ロイヤリティを高めていくこと。キャラクターが広がることで、ユーザー規模の拡大が期待できる。目的は収益よりも拡大」(NHN Japan代表取締役社長の森川亮氏)。もともとは6月にShoProの担当者が知り合いの紹介でNHN Japanと接点ができたことがきかっけ。NHN Japan側が商品化展開で困っているところから、ShoProのアプローチにより実現にいたったという。

 森川氏は「LINEスタンプキャラクターは国内のみならずアジアでも人気。商品化のニーズも多くあった。ShoProとともに世界に向けて広げていきたい」とコメント。ShoPro代表取締役社長の紀伊高明氏は、同社が創立45年で、社業の柱としてキャラクタービジネスに取り組んできたこと。またドラえもんや名探偵コナン、ポケットモンスターなどの著名タイトルの商品化窓口を担当してきたことに触れ「45年間培ってきたキャラクタービジネスのノウハウと持てる力の全てを注ぎ込んでいく」と、強い意気込みを見せた。

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