頭の中のアイデアを見える化するiPadアプリ「MagicalPad」

 MagicalPadは、テキストをマインドマップ形式、アウトライン形式および、テキストボックス形式で画面に配置していくことのできるiPad向けアイデアプロセッサだ。ブレインストーミングのように、テキストを画面のあちこちに置いたり、マインドマップのように、中央から放射状にアイデアを広げていったり、始めはまとまらない考えを徐々にまとめていく過程で使うのに向いている。

  • ワークスペース画面。リストノート(アウトライン)形式で入力したテキストボックス全体を、レベルに応じて一括で色変更できる。

 新しいワークスペースを作成するには、画面下部に表示されているツールバー上で、「Workspace」をタップし、ワークスペース一覧ウィンドウで「New」をタップする。次に、「List note」「Text note」のいずれかを選択すると、テキストボックスが自動的に作成され、キーボードが表示されるので、テキストを入力する。「Mind Mapping」を選択すると、アイテム同士を連結したり、自動連結のオン/オフを切り替えられる。

 1つのワークスペース内に、アウトライン形式、マインドマップ形式、通常のテキスト形式の複数のスタイルのノートを混在させられるのが、大きな利点だ。また、アイテム(テキストボックス)の削除や追加が簡単にできるので、思考の流れを妨げることなく、次々に書き加えていくことができる。

 ワークスペース自体の背景色を変更できるほか、アイテムの色をアウトラインレベルに応じて簡単に変更できる。1色ずつ、自分で選択するのもいいが、あらかじめ用意されているテーマカラーを利用すると、簡単に色を統一できる。テーマカラーとは、美しく見える複数の色の組み合わせで、「Snow」「Sport」などの名前がついている。たとえば、洗練された企業のイメージを出したい場合は「Corporate Clean」を選択し、活発で元気なイメージをだしたい場合は「Boldly Bright」を選択するといった具合だ。

 ワークスペースは、Dropbox、Evernote、Google Driveに書き出し可能だ。DropboxとGoogle Driveの場合は、PDF、リッチテキスト(RTF)、OPML、MagicalPad形式で、Evernoteの場合は、PDF、Evernote、JPEG形式で書き出せる。PDFおよびJPEG形式の場合は、iPadの画面に表示されている部分のみが保存される。つまり、スクリーンショットを保存しているようなものだ。そのため、テキストを散在させていても、必要な部分のみを拡大して保存すれば、余計な部分を人に見せなくても済む。

 筆者が便利だと感じた機能は、Evernoteへの書き出し機能だ。MagicalPadで書いた原稿のアウトラインを、Evernote形式で保存し、Evernote上できちんとした原稿に仕上げていくというワークフローになる。会議でのブレインストーミング、議事録作成、原稿作成、企画書作成など、考えることが先に立つ作業には欠かせないツールだ。

  • ワークスペースの背景色、テキスト、テキストボックスの背景色、テキストボックスの枠線の色を変更可能。

  • Google Drive、Evernote、Dropboxにアップロードできる。JPEGまたはPDF形式で書き出す場合は、現在画面に表示されている部分のみが保存される。

  • マインドマップ形式で入力する場合、アイテムの自動連結のオン/オフを切り替え、作成するテキストボックスの形式(テキストノートかリストノート)を選択する。

>>MagicalPadのダウンロードはこちらから

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