QuickMemo+は、軽快な動作と可愛いデザインが特長の付箋アプリだ。とにかく、付箋をコルクボードに貼り付ける動作が気持ちよく、何枚でも貼りたくなってくる。カテゴリとノートで付箋を分類できるので、仕事にプライベートにと日常的に使える。付箋のデザインは、色の違いだけでなく、水玉や迷彩などの柄も揃っており、内容で使い分けるようにすれば、一目でどのような種類の用事だったかを見分けられる利点がある。
QuickMemo+を起動すると、画面下部に付箋が5種類並んでいるので、好みの付箋を画面の中央あたりにドラッグする。シュッとした操作感がいい。付箋に文字を入力できる状態になっているので、用件を入力して、キーボードの右上にあるチェックマークをタップすると、付箋がコルクボードに貼られた状態になる。付箋は、半透明のフィルム付箋に似ている。複数の付箋を重ねることができ、下に重なり合っている付箋の文字は、うっすらと見えるのも手が込んでいる。
実は、現在開いている画面は、「ノート」の中の1ページという扱いになっている。各ノートは10ページあり、画面を左右にフリックして、ページ間の移動ができる。付箋を左右のページに移動するときは、付箋を画面の端に滑らせるとページを移動する。付箋内の文字の色とサイズは、変更可能だ。文字の入力中に、付箋の右上にある矢印アイコンをタップすると、色の変更またはサイズの変更用アイコンが表示される。色は6色から、サイズは14~35ポイントの間で変更できる。
カテゴリとノートの作成は、画面右下のフォルダアイコンをクリックして行う。カテゴリの中にノートがあり、ノートの中に付箋がある、という階層構造になっている。画面右上の「編集」ボタンをタップすると、ノートまたはカテゴリを作成したり、並べ替えたりすることができる。あらかじめ登録されているノートは「start note」、カテゴリは「start」だ。目的のノートをタップして開く。ノートごとに、背景や付箋の設定を変えられる。
その背景と付箋の設定は、画面左下の歯車アイコンをタップすると表示される「設定」画面で行う。「カスタマイズ」の「付箋の種類」ページで、画面に表示する5種類の付箋の色や柄を決められる。背景は6種類から選択可能。ノートごとに変えておくと、現在開いているノートが分かりやすくなるだろう。また、ノートごとに、付箋をメールで送ることができる。付箋の内容がテキストメッセージとして羅列される。仕事のToDoをチームで共有したり、買い物リストを家族に送ったりできるので便利だ。
カテゴリとノートの階層構造が、若干分かりにくいので、もう少し見やすくなるといいと思うが、それ以外では、ここまで使いやすい付箋アプリはそうないため、iPhoneのトップページに置いておくと重宝しそうだ。
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