ほぼ360度折り返せるLenovoの「Yoga」(CES 2012で登場した製品)や、東芝やサムスンなどから発表されたスライド型コンバーチブルについてはすでに見てきた。CES 2013では、発表のペースがやや鈍るかもしれない。開発中の多くの製品がWindows 8の登場に合わせて急いで市場に投入されたからだ。新しいPCの発表とリリース予定は、例年とは異なり、もはや1月開催のCESとは一致していない。
ほとんどのオールインワン型デスクトップのメーカーは、Windows 8の登場にあわせて無難なデザインを出してきた。しかしソニーの「Vaio Tap 20」は大きな例外だ。Vaio Tap 20は20インチのオールインワン型で、バッテリ駆動時間は3~4時間。さながらスーパータブレットのようであり、真にワイヤレスのデザインで大画面のポータブルコンピューティングを可能にする。
Lenovoはバッテリ駆動のオールインワン型の独自プランについて示唆していた。このオールインワンや、他のベンダーから似たようなデザインのPCがCESに出展されても不思議ではない。
Intelは自社のCPUを従来のPCから成長著しいスマートフォンとタブレット市場に移行させることに熱心だ。電源効率を高めた新しい「Ivy Bridge」CPUシリーズを披露するのにCESほど適した機会はないだろう。Intelがこれらの10ワットチップをCESで披露するかどうかにかかわらず、同社からの出展はどの品目でもモバイルコンピューティングに大きく注力されていると予想される。
AMDはCPU/GPUメーカーとして最大手のIntelから大きく離されただけでなく、ローエンドではARMプロセッサからも圧力を受けているが、何らかの新しい発表があるものと期待されている。同社のプロセッサはここ数世代にわたり、パフォーマンス面でもコンシューマー向けの低価格化の面でも期待を裏切ってきたので、このCESが発展に向けた大きなチャンスになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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