Flickrは「Holiday Gift」として、新規および既存会員を対象に「Pro」サービスを3カ月間無料で提供する。
これは、個々のユーザーにとってはそれほど高額なプレゼントというわけではない。Proサービスの利用料は年間わずか25ドルほどで、1カ月あたりに換算すると2.10ドル未満である(または、2年間約45ドルで1カ月あたり1.88ドル)。しかしこれによってユーザーは、Proを無料で試用する機会を得ることになる。Proサービスには、(1枚あたり最大50Mバイトの写真の)無制限アップロード、ユーザーがアップロードしたライブラリの無制限参照、ユーザーのオリジナルの高解像度写真のダウンロード、Flickrの広告なしでの参照などが含まれる。
米CNETのDeclan McCullagh記者が指摘しているように、Flickrを含むInstagramの競合企業は、Instagramによる先週の失態を自社の収益増加に利用しようとしている。Instagramは同社のサービス規約を変更し、ユーザーの写真を広告主に販売する権利を自社が有すると述べたことによって、ユーザーの反感を買った。Flickrの親会社である米Yahooはその騒動の中、「At Flickr, your photos are always yours」(Flickrではあなたの写真は常にあなたのもの)というタイトルのFlickrのある投稿を提示した。Instagramはその後、謝罪を発表し変更を取り消している。
Flickrは最近、刷新された「iPhone」アプリケーションもリリースした。同アプリケーションは、米CNETのレビューで5つ星評価の4つ星を獲得している。ウェブ上では古くから利用されているFlickrは、相変わらず人気が高く、1日あたりのアクティブユーザーは8500万人に上る。
Flickrの任意のモバイルアプリケーション(iPhone、「Android」、「Windows Phone」)を利用するユーザーには、この「Holiday Gift」が自動的に提供される。それ以外のユーザーは、http://www.flickr.com/holidaygiftでこれを入手することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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