Facebookはモバイルアプリ向けに「Poke」機能をリリースした。これは、表示後数秒間で消えるメッセージ、写真、動画の送付を可能にする機能だ。
今回のニュースは、AllThingsDが2012年12月に入って伝えた報道を裏付けるものだ。
この独立型アプリは、「Snapchat」に似た機能を持ち、意図しない送信相手に見てほしくないメッセージや画像を送信するのに適している。Facebookは、このような種類の送信を「軽いノリ」のメッセージ送信と呼んでいるが、これは俗に言うセクスティングだ。
Facebookのブログ投稿には、「Pokeアプリを使えば、メッセージや写真、動画などをFacebookの友人にPoke(送信)して、軽いノリで送信した内容を共有することができる。ユーザーは、個人や複数の友人に同時にPokeすることが可能だ」と書かれている。
Facebookはそれほど単純なものではない。Facebookには、受信者の手におえないものにならないように、レポート用ツールが組み込まれている。そして、いずれにしても、「性的な」写真を共有することは、Facebookの規約に違反することになる。
「不快なものを目にした場合は、歯車のメニューをクリックして、報告することができる」(同ブログ投稿)
ユーザーは、メッセージごとに表示時間を1、3、5、10秒のいずれかに設定する。表示時間が経過すると、アプリからメッセージが消去される。ただし、米CNETのCasey Newton記者が指摘するように、こうした設定は、友人にメッセージのスクリーンショットを取らせないようにするものではないことを忘れないようにしたい。
Facebookは2004年にPoke機能を導入したが、デスクトップ版には機能が1つしかない。すなわち、「Pokeされた」ことを相手に即座に通知する機能だ。
Poke機能は、Facebookが学生寮の部屋で運営されていた時代の名残である。新たなモバイル版Pokeアプリは、性的なニュアンスを持つメッセージを別の段階に移行させるものであり、セクスティングアプリのSnapchatの実績を何らかの目安とするなら、Facebookのモバイルトラフィックを増やせる可能性がある。Snapchatによると、同アプリのユーザーは1日あたり2000万件の「Snap」を送信しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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