「Suomi NPP」衛星が夜間の地球を撮影した、新しく美しい画像からは、地球上の都市の光が「Black Marble」(夜の地球)を照らす様子がうかがえる。4月と10月に撮影されたデータによる合成画像を、地球の既存の「Blue Marble」(昼の地球)画像に重ね合わせて、現実に近い地球の画像が作り出された。
この夜間画像は、Suomi NPP衛星の「Visible Infrared Imaging Radiometer Suite(可視赤外撮像機放射計)」(VIIRS)の新しい「Day-Night band(24時間対応バンド)」によって実現した。VIIRSは、可視光線の緑色から近赤外線の範囲の光を検出し、フィルタリングを行うことで、都市の光やガスフレア、オーロラ、山火事、月光の反射光といった、弱いシグナルを観測できる。
提供: NASA Earth Observatory