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混乱を招く文言は「われわれの過ち」--Instagram、新利用規約の表現を修正へ

Declan McCullagh Donna Tam (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月19日 10時21分
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 Instagramは米国時間12月18日、同社がユーザーの写真を販売したり、広告で使用したりすることを認める文言を利用規約から「削除」すると述べ、ユーザーに謝罪した。

 最高経営責任者(CEO)のKevin Systrom氏は18日午後のブログ投稿で、「この文言が混乱を招いているのはわれわれの過ち」であり、Instagramは「文言の修正に取り組んでいる」と述べた。

 「これらの変更を加えてから、多くのユーザーがその意味について困惑し、動揺していることをわれわれははっきり認識している」(Systrom氏)

 17日に発表されたInstagramの利用規約は、同社の歴史上、先例のないユーザーの反乱を引き起こした。

 今回修正されることになったInstagramの文言ほど広範な文言を利用規約に明記した写真共有サービスは、他になかったように思える。Instagramの文言は、広告を含むさまざまな目的のために、ユーザーの写真を企業やその他のあらゆる組織にライセンシングする永続的な権利を主張した。もしその規約が適用されていたら、Instagramは世界最大のストックフォトエージェンシーになっていただろう。例えば、ハワイのホテルがInstagramに小切手を切って、自らのホテルリゾートで撮影された写真のライセンスを購入し、それを自分たちの目的のために利用する、といったことが可能になっていたように思われる。

 修正されることになったこのポリシーには他にも問題があった。Instagramに2013年1月16日以降も写真のアップロードを続け、1月16日を過ぎてからアカウントを削除したユーザーは、Facebookに対し、自分の画像を永続的に販売する取消不能の権利を与えたことになる可能性があった。アカウントの削除によってFacebookの権利が消滅するとは明示的には記されていないと電子フロンティア財団(EFF)の弁護士Kurt Opsahl氏は指摘していた。

 Systrom氏はブログ投稿の中で、Instagramはユーザーの写真を所有したいと考えているわけではないこと、そして、ユーザーが自分の写真を非公開に設定している場合、それらの写真は新しい利用規約の下でも公開されないことを強調した。同氏は、広告はInstagramが持続するための多くの手段の1つであると書いて、次のように述べた。

 ユーザーとブランドの両者が自らの写真とアカウントを宣伝して、エンゲージメント(関与)を増大させ、より意義深いフォロワーベースを構築できる未来をわれわれは思い描いている。例えば、ある企業が自社のアカウントを宣伝して、より多くのフォロワーを獲得したいと考え、Instagramは何らかの方法でその企業を宣伝することができたとしよう。より関連性が高く有益な宣伝活動の実行を支援するために、あなたがフォローしている人々のうち、誰がこの企業もフォローしているのか確認することは役に立つだろう。このようにして、あなたがこの企業をフォローしている場合、あなたが生成するデータの一部、例えば、あなたの行ったアクション(例えば、この企業のアカウントのフォロー)やあなたのプロフィール写真が表示されるかもしれない。

 これは、Instagramを所有するFacebookの「Sponsored Stories」広告と同じような広告形態のように聞こえる。Facebookのスポンサード広告は、ユーザーの友達が同ソーシャルネットワーク上で「Like(いいね!)」したものに依存する。ブランドのページを「Like」すると、ユーザーの友達はそのブランドのフィードを目にすることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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