Alexaさんには、ボーイフレンドの母親に代わって心配している事があった。ボーイフレンドの母親が息子のために「iPad」をBest Buyで1台注文したところ、手元に5台も届いてしまったからだ。箱を見ても、そこにはiPadが5台入っていることがはっきりと書かれていた。
どうするべきか迷ったAlexaさんは、米国の消費者保護団体が運営するサイトThe Consumeristに相談を持ちかけた。
Alexaさんのボーイフレンドや彼の母親でなく、Alexaさん自身がこのような行動を取った理由は不明だ。彼女はひとまずBest Buyに電子メールを送信したが、返信はもらえなかったという。
責任感ある市民として、彼女は法律もウェブで調べた。米連邦取引委員会(FTC)のサイトに、企業から誤って送られたものは受け取って構わないと書かれてあることも確認したそうだ。
高潔なハートとマインドを持ったThe Consumeristは、Alexaさんに代わって返事をもらえないかと、Best Buyへの接触を試みた。すると、返信を受け取ることができた。
内容は、心温まるものだった。
Alexaさん、こんにちは。あなたに代わり、The ConsumeristのLauraさんからわれわれBest Buyに連絡が入りました。何よりもまず、あなたの正直さに私たちがどれだけ感謝しているかを伝えたいと思います。このようなことは今日では非常に珍しく、心からお礼を申し上げます。これは、われわれBest Buyの手違いであったことを認めます。しかし、ホリデーシーズンの精神に従い、余分なiPadはそのまま納めてもらい、友人や家族、地元の学校、チャリティなど必要な人に渡してもらいたいと思います。
この話が公開されると、The ConsumeristにはBest Buyで似たような恵みを受けたという人から連絡が入った。
こちらの顧客はBest Buyに連絡したが、記録を見る限りiPadは1台しか送られていなはずだと言われてしまったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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